年内4か所で 県ゆかりの奏者出演
今年で来日120年を迎えた米国出身の建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズ(1880~1964年)が手がけた県内の建築を会場にしたコンサート「ヴォーリズ建築で奏でる音楽の調べ」が28日から始まる。
県にゆかりのある若手音楽家を紹介するとともに、県内に点在するヴォーリズ建築を訪れてもらおうと、びわ湖芸術文化財団が主催。年内に4か所で開催する。
28日は大津市末広町の日本基督教団大津教会、2回目は7月19日に高島市今津町の同教団今津教会で開かれる。いずれも県立石山高出身のフルート奏者・小林千晶さんがクラシック曲を中心に演目や奏者をプロデュースし、自身も出演する。
3回目は11月15日に近江八幡市池田町の吉田悦蔵邸、4回目は12月21日に甲賀市水口町の旧水口図書館で行われる。各回とも、演奏会の前に会場の建物について解説がある。
同財団は「普段足を踏み入れない建築に、コンサートという名目で足を運んでほしい」と呼びかけている。
各回とも午後2時開演。チケットは一般2000円、24歳以下1000円で、全席自由。入場できるのは6歳以上で、3回目のみ料金が異なる。問い合わせは同財団地域創造部(077・523・7146)。
[紹介元] YOMIURI ONLINE ヴォーリズ建築で音楽堪能