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<夏の高校野球 滋賀大会>綾羽 際立つ攻撃力

<夏の高校野球 滋賀大会>綾羽 際立つ攻撃力

滋賀学園 安定の二枚看板

<夏の高校野球 滋賀大会>綾羽 際立つ攻撃力
優勝旗を受け取り笑顔を見せる綾羽の北川主将(26日、マイネットスタジアム皇子山で)

 第107回全国高校野球選手権滋賀大会は、綾羽が昨夏の雪辱を果たし、春夏通じた初優勝で幕を閉じた。決勝では昨春から県内公式戦で24連勝中だった滋賀学園が敗れた一方、八日市が23年ぶりに4強入りするなど、今大会は見どころが多かった。52校48チームが繰り広げた熱戦を振り返る。(青山大起)

 4度目の決勝戦で初めての甲子園出場を決めた綾羽は、1試合平均9・8得点の攻撃力が光った。打線をリードしてきた4番・山本(3年)は打率5割超。9安打のうち、長打は本塁打2本を含む6本で、甲子園での活躍が期待される。投げては藤田(同)や安井(同)ら6投手を適宜組み合わせる継投策で的を絞らせなかった。

 決勝から一夜明けた27日、北川主将(3年)は草津市内の同校で取材に「色んな方から祝福の言葉をいただき、期待に応えられてよかった。これまでの先輩たちの思いも背負い、楽しんでプレーしたい」と笑顔。千代監督も「甲子園で勝つことを目標にやってきた。強敵ばかりだと思うが、綾羽の攻めのスタイルで十分に戦えるということを見せていきたい」と意気込んだ。

 準優勝の滋賀学園は、二枚看板の長崎(3年)と土田悠(同)が存在感を見せた。長崎は決勝戦でこそ失点を重ねたが、準決勝までは12回を無失点と好投。土田悠も18回2/3を2失点と安定していた。

 八日市は4強の中で唯一の公立校だったが、準々決勝で古豪・八幡商を破り、準決勝でも滋賀学園を相手に接戦を繰り広げた。特に大会6盗塁の種村(3年)は滋賀学園に対して三盗や内野安打など俊足を生かした活躍を見せた。

 近江は昨夏の準決勝に続いて綾羽に敗れた。だが、打率6割超えの石原(3年)らが全試合2桁安打と打ちまくり、準々決勝では杉浦(1年)が逆転打を放つなど下級生の活躍も目立った。

投打で快挙も

 ほかにも、昨秋の県大会で準優勝して春の選抜大会に出場した滋賀短大付は、3回戦で伊香に逆転負けを喫したものの、2回戦では松本(3年)が大会史上2度目となる2打席連続のランニング本塁打をマーク。初戦には堅田の辻田(同)が大津を相手に大会通算7度目の無安打無得点を達成し、大会を盛り上げた。

 一方、昨夏に準決勝まで進んだ草津は、2回戦で北大津を相手にタイブレイクに持ち込みながらも1点差で敗北した。

 好天に恵まれた今大会は雨天延期がなかった反面、暑い日が続いた。県高野連は守備時間が20分を超えた選手にベンチで給水させたり、気温が高くなった試合で五回終了後のグラウンド整備の時間を長めにしたりするなどの熱中症対策を徹底。発症が疑われて搬送された選手はいなかった。

 全国大会は8月5日、兵庫県西宮市で開幕する。

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