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日本文化ファン 増やしたい

日本文化ファン 増やしたい

最澄1200年魅力交流委 大学生中心 コラボ企画

日本文化ファン 増やしたい
横山秀樹さん(左)にインタビューする学生たち(守山市で)

 天台宗祖・最澄の1200年 大遠忌だいおんき (2021年)を記念し、産官学が連携して発足させた「伝教大師最澄1200年魅力交流委員会」が、日本文化の歴史や神社仏閣への関心を喚起し、新たなファンを獲得するため、大学生らがイベントを企画する「大学コラボプロジェクト」を展開している。

 同委員会は、鳥井信吾・サントリーホールディングス副会長が委員長を務め、京都・滋賀両府県知事や、京阪ホールディングスの加藤好文会長、武者小路千家の千宗屋・家元 後嗣こうし 、華道家元池坊の池坊専好次期家元らで構成している。

 プロジェクトには龍谷大、京都大、京都府立大などの学生約50人が参加する。これまでに、比叡山延暦寺(大津市)で座禅修行や食べることに感謝する僧侶の食事作法などに挑戦し、地域の人々と交流。文化や歴史が伝承されている寺を訪問する企画では全国157の寺を取材、取材後記を作成してきた。委員会が学生たちの交通費などを支援している。

 守山市の佐川美術館では、7月6日まで開催中の「戦後日本画壇の風雲児 日本画家 横山操展」を、立命館大大学院生の郭欣成さん(22)、江原健悟さん(26)、奈良大大学院生の阿久津武大さん(24)の3人が取材した。

 横山操の作品を研究し、同展を監修した横山秀樹さんの講演を聴講後、インタビューも行った。「月の光を表現した絵が印象的だった」と学生たちが感想を言うと、横山秀樹さんは「日本画は、表に現れない自然の精神性を表現している。月の光だけを感じさせている」などと応じていた。取材後記は同委員会のコミュニケーションサイト「いろり」で公開される。

 阿久津さんは「展覧会で専門家の方に話を聞いたり、お寺ではご住職に案内していただいたりと、様々なことを考える貴重な機会をいただける」と話す。

 プロジェクトは、参加希望者を同サイトで募っている。

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[紹介元] YOMIURI ONLINE 日本文化ファン 増やしたい

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