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持続的な水利用 多視点で考える

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大津、14日までシンポ

持続的な水利用 多視点で考える

 持続的な水利用をはじめ、食料安全保障や貧困軽減の実現に向けて取り組む「国際水田・水環境ネットワーク」のシンポジウムが12日、大津市のピアザ淡海で始まった。14日まで。

 同ネットワークは2004年に設立された国際組織で、19か国や国連食糧農業機関(FAO)などで構成されている。初日は、イタリアやエジプトなど計15か国の研究者など約200人が参加。県出身で教育評論家の尾木直樹さんが講演し=写真=、農業体験が多い子ほど自己肯定感が高いという研究データを引用しながら、稲作や家畜など命があるものと向き合うことで責任感が育まれると説明。「これからの社会を担う若者のアイデアを尊重しながら、農業や水環境の課題解決のために取り組むべきだ」と訴えた。

 講演を聴いた県立大大学院で水田の研究をする大島幹斗さん(23)は「農業に関する原体験の重要性を改めて学ぶことができた」と話していた。

 シンポジウムでは、13日に水利用のあり方に関する研究の成果を発表し合う運営会議を開催。14日には、県立琵琶湖博物館で湖魚が産卵のために田んぼに 遡上そじょう できる水路を整備した「魚のゆりかご水田」などの視察が予定されている。

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