
天台宗を開いた伝教大師最澄の命日となる4日、総本山・比叡山延暦寺(大津市)で、法要「
最澄をまつる同寺の浄土院では、藤光賢・天台座主ら僧侶が出仕し、堂内で法華経についての問答をした。最澄が唐から持ち帰った茶の種を植え、日本最古の茶園と呼ばれる「日吉茶園」で摘んだ茶を
また、藤座主は法要後、天台座主への登竜門とされる「戸津説法」の説法師に、延暦寺一山寂光院住職で、三千院門跡(京都市)門主の小堀
戸津説法は、最澄が両親への供養のために、民衆に法華経を易しく説いた故事にちなむ行事で、8月21~25日に東南寺(大津市)で営まれる。説法師を経験すると「望擬講」と呼ばれる法階になり、将来、天台座主になる資格が与えられる。
小堀住職は「伝教大師最澄様のお心をしっかりと、今の時代に生きられる大人の方、若い人たちに分かっていただけるお話をさせていただきたい」と語った。
[紹介元] YOMIURI ONLINE 戸津説法師に小堀住職 延暦寺「長講会」