トランペット奏者 25日 大津でライブ
2015年に亡くなったトランペット奏者の浜田博行さんをしのぶ「メモリアルジャズ&クラシックライブ」が25日午後3時から、しがぎんホール(大津市浜町)で開かれる。
浜田さんは、大津市でライブハウスを営みながら演奏活動をし、10年には県文化奨励賞を受賞。動物好きで、犬や猫が殺処分される現状を知ってもらおうと、14年に県動物保護管理センター(湖南市)で音楽仲間と慈善コンサートを始めた。
翌15年に病気で急逝したが、コンサートは妻の才知子さんや仲間が今も続けており、寄付を活用して、動物が快適に暮らせるように物品を同センターに寄贈している。
ライブは、今年で浜田さんの没後10年となることから、しがぎん経済文化センターが命日に合わせて企画した。長年一緒に演奏したボーカルの浦千鶴子さんら5人が「A列車で行こう」などジャズの定番曲や、「琵琶湖周航の歌」などを披露する。浜田さんと親交があった京都市立芸大准教授の塩見亮さんらピアニスト2人も出演する。
10日に大津市内で記者会見した浦さんは「浜田さんの温かな音色、穏やかな人柄を伝えられるような、温かいコンサートにしたい」と話している。
チケットは一般4000円、学生2000円。問い合わせはしがぎん経済文化センター(077・526・0011)。
ライブ当日の正午~午後10時には、京阪びわ湖浜大津駅(大津市)の周辺で「OTSU ONE DAY JAZZ」も開催される。会場は「パーンの笛」など13店舗で、浜田さんゆかりの演奏家も出演する。演奏は無料で、ワンドリンク制。