佐川美術館 横山操展 監修者が講演
「戦後日本画壇の風雲児 日本画家 横山操展」(佐川美術館、読売新聞社主催)を開催中の佐川美術館(守山市)で15日、同展を監修した美術評論家・横山秀樹さんによる講演会が開かれた。美術ファンら約50人が日本画にかける思いなどに聞き入った。
横山操(1920~73年)は、戦後日本画壇の転換期にシベリア抑留から復員。大胆な構図と表現で注目を集めた。1962年に美術団体「青龍社」を脱退した後は、水墨画にも挑戦するなど幅を広げた。晩年には利き腕が使えなくなったが創作を続け、53歳で生涯を終えた。
横山さんは講演の中で、復員後の横山操が勤務先のネオン会社の一室で夜に創作していたエピソードを披露。また、自宅に残された中国・唐の墨や、
7月6日まで。ウェブでの事前予約制。月曜休館。問い合わせは同館(077・585・7800)。
[紹介元] YOMIURI ONLINE 移ろう作風 情熱触れて