雨の梅収穫体験　大津　

　和菓子製造販売「 叶匠寿庵（かのうしょうじゅあん） 」が本拠地とする大津市大石龍門の観光施設「 寿長生（すない） の 郷（さと） 」で１４日、梅の収穫体験イベントが始まった。２９日まで。

　同施設では、約１．５ヘクタールの梅林で菓子の原料などになる９種類の梅を計約７００本栽培。その中心を占める「 城州白（じょうしゅうはく） 」は、大粒で香りの良い品種で、６月下旬～７月上旬に旬を迎える。今年は例年よりやや小粒だが、収量は例年並みの１０～１２トンを見込む。

　この日は雨の中、多くの家族連れらが訪れ、傘を差したりカッパを着用したりしながら、様々な種類の梅を袋いっぱいに収穫していた。京都府宇治市から家族で訪れた主婦滝川弘美さん（５３）は「大きい梅を見つけるのが楽しかった。持ち帰って、梅ジュースや梅酒を作りたい」と笑顔だった。

　イベントは午前１０時半～午後４時（受け付けは午後３時１５分まで）。収穫した梅は１キロ・グラムあたり１８００円（税込み）で持ち帰れる。水曜定休。問い合わせは寿長生の郷（０７７・５４６・３１３１）。