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沿線ジオラマと再出発

沿線ジオラマと再出発
沿線ジオラマと再出発
体験コーナーでは行き先の表示を変える操作ができる(東近江市で)

近江鉄道ミュージアム 改装オープン

 東近江市の近江鉄道八日市駅構内2階にある「近江鉄道ミュージアム」が改修オープンした。沿線市町の観光名所を再現した模型の間をNゲージ(鉄道模型)が走るジオラマなどを新設。「ガチャコン」の愛称で親しまれている近江鉄道とともに、沿線の魅力も伝えるミュージアムになった。(中村総一郎)

体験展示や年表 魅力ぎゅっと

Nゲージが走るジオラマ(東近江市で)
Nゲージが走るジオラマ(東近江市で)

 同ミュージアムは、老朽化で2018年12月に閉館した彦根駅構内の旧ミュージアムが、八日市駅に移転する形で19年11月に開館。近江鉄道が昨年4月、県と沿線5市5町が鉄道施設を保有・管理し、運行は同社が担う公有民営による「上下分離方式」に移行したのを受けて、沿線市町の魅力発信を強化しようと展示内容を刷新。5月24日にあった「ガチャコンまつりin東近江市」に合わせてオープンした。

 新設したジオラマは彦根城(彦根市)や多賀大社(多賀町)、八幡堀(近江八幡市)などを模型で再現。鉄道の本線、八日市線、多賀線の主要駅舎もあり、路線名のボタンを押すと、800形、100形などの模型電車が走行する。

 体験型展示も充実。実際の車内で使われていた「行先表示器」は来館者がダイヤルを回して行き先を設定し、起動ボタンを押すと「近江八幡」「回送」などの方向幕が回って行き先が表示される。速度計や油圧計を見ながら、ブレーキとアクセルのレバー操作ができる「運転席ボックス」は、引き続き設置されている。

 会場には、1896年6月の同社設立から、98年6月の彦根―愛知川駅間(12・1キロ)の運行開始など、開業から127年の歴史を振り返る年表や、上下分離方式への移行を説明するパネルも展示。同社と台湾鉄路が2020年11月に「姉妹駅協定」を結んだ経緯を紹介するコーナーも新たに設けた。

 近江鉄道広報課の北原翔係長は「近江鉄道と沿線の魅力を発信する拠点。ミュージアムを訪れ、近江鉄道に乗って観光スポットへ行ってほしい」と来場を呼びかける。

 午前10時~午後4時。年中無休。入場無料。改札内にあり、電車を利用しない人は駅窓口で入場を受け付ける。来場者は「ミュージアム記念入場券」がもらえる。問い合わせは同社鉄道部(0749・22・3303)。

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[紹介元] YOMIURI ONLINE 沿線ジオラマと再出発

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