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円珍の功績に思いはせ 

円珍の功績に思いはせ 

日中宗教関係者ら 園城寺でシンポ

 国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」に登録されている「 智証大師円珍ちしょうだいしえんちん 関係文書典籍」を所蔵する大津市の園城寺(三井寺)で17日、智証大師号下賜から1100年を祝うシンポジウムが行われた。円珍が修行した中国・天台山など日中の宗教関係者約150人が、日本の仏教興隆に尽くした円珍の功績に思いをはせた。

円珍の功績に思いはせ 
シンポジウムであいさつする薛剣・駐大阪総領事(左、大津市で)

 円珍(814~891年)は、853年に仏法を学ぶため、入唐。天台山を巡礼し、長安で高僧に師事して密教を受法した。帰国後は天台座主を務め、園城寺を比叡山の別院として再興。死後、927年に醍醐天皇から「智証大師」を下賜された。

 「円珍関係文書典籍」は、円珍が唐に渡る際に九州の太宰府で交付された渡航証明書や、唐の役所で発給された通行許可書などで構成され、唐の法制度、日本と中国の文化交流の様子を伝える。傷みがみられる一部の文書については、読売新聞社などの「紡ぐプロジェクト」の助成で修理された。

 シンポジウムでは、園城寺の福家俊彦長吏が「(古文書が)戦後、困難な時代を乗り越え、1100年以上伝えてこられたのは奇跡。日中、世界の人々に明るい未来を伝えるパスポートにしたい」とあいさつ。中国の せつ 剣・駐大阪総領事は「1000年を超える温かな交流を感じる。歴史的な人物を掘り起こし、伝えることは重要。両国交流の架け橋にしたい」と喜んだ。

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[紹介元] YOMIURI ONLINE 円珍の功績に思いはせ 

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