北大津猛打で圧勝  夏の全国高校野球大会8日目

20100814-998030-1-N.jpg 夏の全国高校野球大会8日目の14日、2回戦に進んだ北大津は、前橋商(群馬)と対戦。中盤までリードしては追いつかれる緊迫した戦いだったが、終盤に打線が爆発。終わってみれば初戦と同じ18安打の猛攻で前橋商を振り切った。3回戦は大会11日目第1試合で成田(千葉)と戦う。

 三回、先頭打者の村井昇汰が2試合連続となる左越え本塁打を放ち先制。四回には、中村大雄と村井の適時打で2点を追加した。同点とされた直後の七回、4本の連続長短打で相手主戦・野口亮太をノックアウトすると、さらに中村が左越えの適時三塁打を放ち、計4点を奪って勝ち越し。八回にも山口元気の右中間二塁打で2点を加え、試合を決めた。

 守備でも、一回二死一塁、三遊間を抜けそうな強い当たりを三塁手の北野力が飛びついて捕球し、相手の先制機を摘み、五回二死一塁では、中前打で二進を狙った走者を遊撃手村井の好判断で刺すなど、随所に好守が光った。主戦・岡本拓也は9被安打ながらも要所を締める投球で3失点に抑え完投した。

 宮崎裕也監督は「好投手相手に、どちらに転んでもおかしくない試合だったが、村井の本塁打でナインが勇気づけられた」と話した