
滋賀県の栗東市長選は25日投開票され、無所属の新人で前県議の 九里 学氏(63)が、無所属現職の竹村健氏(60)(自民、公明推薦)を破り、初当選を果たした。当日有権者数5万5668人、投票率38・06%で、過去最低だった前回の38・97%を下回った。
九里氏は、当選の知らせが届くと、市内の事務所で、支持者らとともにバンザイを繰り返した。
選挙戦について「市民と対話をした中で『栗東を変えてほしい。物価高、生活苦で暮らしが大変だ』との声をいただいた。そうした支援の輪が広がった結果だ」と振り返った。「ほとんどの市議が現職を支援したことを 真摯 に受け止めなければならない。明るく楽しく前向きな市役所を作っていきたい」と述べた。
選挙戦では、「最後に栗東に恩返しがしたい」と、大型プロジェクトなどの情報公開の促進といった政策を掲げた。出生率は高いが、成長すると他市に転出する市民が多いことにも触れ、「若い方々が移り住んでいかない政策が必要」と訴えた。
九里氏は同市出身で、龍谷大学卒。会社員などを経て2007年の県議選で初当選した。今年9月、19年半務めた県議を辞職し、市長選に立候補した。
竹村氏は落選が決まると、市商工会館で「私の不徳のいたすところ、大変申し訳ありませんでした」と述べ、支持者らに頭を下げた。大半の市議が応援に加わり、推薦を受けた自民、公明のほか、様々な団体のバックアップも受けたが、変化を求める市民の声を拾いきれなかった。
出典:読売新聞オンライン