天皇、皇后両陛下の長女愛子さまは、「フェルメール《真珠の耳飾りの少女》展」の開会式出席などのため、20日から1泊2日の日程で大阪府と滋賀県を訪問された。
愛子さまは同日、14年ぶりに来日した名画に合わせ、真珠のイヤリングと青のワンピース姿で展覧会を内覧された。「このまなざしも人気の理由なんですね」「左から光が差し込んでいるのは何か理由が」――。造詣の深さを示す愛子さまの質問に、説明役を務めたオランダの所蔵美術館の館長は感心しきりだった。
2日目は、澄んだ琵琶湖の水面を思わせる水色のパンツスーツ姿で滋賀県内の福祉施設などを訪問された。
施設では特別支援学校の生徒らとボッチャを体験。「頑張ります」と言って投げられた球が目標の球の近くにぴたりと止まり、周囲に笑顔が広がった。別の脳性まひの生徒がリハビリの一環でボウリングのピンを倒す様子を見守った際には、拍手を送り、倒れたピンを自ら拾い上げる気配りも見せられた。
装いや振る舞いの端々から愛子さまの豊かな感性や思いやりが伝わってくる2日間だった。(社会部 狩野洋平)
出典:読売新聞オンライン