婦人科で扱う腫瘍で最も多い子宮筋腫。良性で命を脅かすことはないが、放置すれば、まれに大量出血を起こす恐れがあり、貧血や不妊などの原因にもなるため、早期発見が重要だ。淡海医療センター(草津市)の卜部優子・産婦人科統括部長に特徴的な症状や発見方法などを聞いた。(小手川湖子)

――子宮筋腫とは。
子宮は内側から、子宮内膜、平滑筋の子宮筋層、その外側を覆う子宮
発症が多いのは30~40歳代です。女性ホルモンの影響を受けやすく、閉経前は大きくなりやすい一方、閉経後は小さくなる傾向があります。
――症状は。
粘膜下筋腫では、〈1〉生理の出血量が多い〈2〉出血が長く続く〈3〉頻回に起こる――といった症状のほか、生理痛が強い場合には、仕事や旅行、運動などに支障が出やすくなります。出血量が多いと貧血が進み、酸素を運ぶ血中ヘモグロビンが減少して息切れが起こったり、心臓に負担がかかって心不全につながったりしかねません。まれですが、筋腫が子宮口から脱出して大量出血し、命に関わることもあります。
筋層内筋腫や漿膜下筋腫は、大きくなると腹部の圧迫感や頻尿などの症状が出ます。粘膜下筋腫は着床障害から不妊に、筋層内筋腫や筋腫が多発した場合は不育症にそれぞれつながることがあります。
――早期発見するには。
漿膜下筋腫では、筋腫が10センチ程度になっても症状を自覚しないことがあります。将来妊娠を希望される方は、20歳代からでも自治体や職場の子宮
――治療法は。
薬で一時的に進行を遅らせることはできても、完治はしません。症状のある筋腫の治療では多くの場合、手術が必要になります。
淡海医療センターでは、粘膜下筋腫は
