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琵琶湖キーホルダーの端材 寄付のお礼に

琵琶湖キーホルダーの端材 寄付のお礼に

 道の駅「湖北みずどりステーション」(長浜市)は、募金に協力してくれた人に同駅発祥の人気のカプセルトイ「BIWAKOアクリルキーホルダー」の端材をプレゼントする取り組みを始めた。寄せられた善意は県内の環境保全団体などに贈ることになっており、駅長の大山善次さん(50)は「やさしい気持ちをお待ちしています」と話している。

琵琶湖キーホルダーの端材 寄付のお礼に
5色の端材ごとに設置された募金箱(長浜市で)

 キーホルダーは現在、県内の10か所以上の道の駅などに設置され、キーホルダーを求めて100人以上の列ができるほどの人気を博している。長浜市の企業「ZOOM」がデザインなどを手がけており、琵琶湖の形をした枠組みの中に、ラインストーンと各駅の地域にちなんだモチーフが入っている。

 製造の過程で、琵琶湖の形にくりぬかれたアクリルプレートが出る。同社が有料で廃棄しているのを知った大山さんが「余っているなら活用したい。せっかくなら琵琶湖や滋賀県に関する募金活動をやろう」と提案。募金箱を設置して、協力してくれた人に端材を渡すことを考えた。

 寄付先は五つの団体・活動で、色も決まっている。端材はキーチェーンなどを通すことのできる穴が開いていて、「穴あきびわ湖プレートをワンコインで一つ差し上げます」とPRしており、初日の11日には、キーホルダー目当てで来た50人ほどの客が募金にも列をなした。

 リピーターも多く、自分でアレンジをして配ったり、県外の友人へのお土産にしたりする人も。「好きな色で選んでも、団体で選んでもいい」と大山さん。寄付した団体に関する資料なども一緒に渡している。

 募金は、同ステーションの事務所で1口1円からでも受け付けている。募金のための両替は不可で、転売はしないよう呼びかけている。

■寄付先の団体・活動

 【青】 1977年に始まった琵琶湖のせっけん運動を現在に引き継いでいるNPO法人「 あお いびわ湖」

【黄緑】米原市による「伊吹山植生復元プロジェクト」

 【紫】 山本山のオオワシを取り巻く環境保全活動を行うために湖北野鳥センターが設立した「湖北オオワシ保全ネットワーク」

【水色】湖北みずどりステーションがある長浜市朝日地区の活性化のために活動する「朝日地区地域づくり協議会」

 【赤】 日本赤十字社

    

BIWAKOアクリルキーホルダー(右)と募金で配布している端材
BIWAKOアクリルキーホルダー(右)と募金で配布している端材
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