16日までビエンナーレ


国内外の芸術家約70組の現代アートを屋内外に展示する国際芸術祭「BIWAKOビエンナーレ」が近江八幡市で開かれている。11回目となる今回は「流転~FLUX」がテーマで、旧市街地など市内三つのエリアで作品が展開されている。16日まで。
長命寺(長命寺町)では、伸縮する青色の布を三仏堂の渡り廊下に張った宇野裕美さんの作品「手が届きそうな空」を展示。鐘楼内には、ハスをイメージして張り巡らされた布に、来場者が花びらに見立てた紙片を散らす参加型の作品「散華」もある。
かつては宿屋だったという「山本邸」(永原町上)の座敷には、レトロなバラ柄の毛布を寝具の「かい巻き」のように仕立てた江頭誠さんの立体作品が飾られている。元酒蔵の「まちや倶楽部」(仲屋町中)では、特殊照明家・市川平さんによる、ドラム形容器の内部に仕込んだ光源から投影された無数の光が壁や天井に投影されるインスタレーション(空間展示)が鑑賞できる。
午前10時~午後5時。全エリア共通チケットは一般3500円(近江八幡市民3000円)、学生2500円、中学生以下は無料。問い合わせは同ビエンナーレ実行委員会事務局(0748・26・5832)。
[紹介元] YOMIURI ONLINE 建築と融合 現代アート…近江八幡