
文化庁の文化審議会世界文化遺産部会は3日、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)世界文化遺産登録を目指す国内候補に「彦根城」(滋賀県彦根市)を選んだ。2028年の登録に向け、政府は来年2月1日までに正式な推薦書をユネスコに提出する。
滋賀県と彦根市が文化庁に提出した推薦書案では、各地の大名が江戸幕府の安定を支えた「大名統治システム」が読み取れる遺構が保存されているとアピールしていて、同部会は「物証できるものとして顕著な普遍的価値が認められる」などと評価した。
彦根城は、1993年に登録された姫路城と異なる価値を示さなければならず、推薦書案の提出は、今回で5回目だった。
ユネスコの諮問機関の助言を受ける「事前評価制度」を、日本の候補で初めて活用した事例で、2024年に評価基準を「満たす可能性はある」とされていた。
出典:読売新聞オンライン