第108回全国高校野球選手権滋賀大会は18日、3回戦4試合が行われた。滋賀学園が近江兄弟社に逆転勝ち、彦根総合もサヨナラ勝ちとシード2校が地力を発揮。滋賀短大付は七回コールドで快勝し、立命館守山は序盤の得点を守り切って8強入りを決めた。
滋賀学園4―3近江兄弟社
滋賀学園は七回、無死二塁で太田が右前適時打、さらに二死一、三塁から吉森の中前適時打で同点。八回には一死一、三塁から太田の中犠飛で勝ち越した。
近江兄弟社は二回に菊地の右前適時打で勝ち越し、四回には再び菊地の適時二塁打でリードを広げたが終盤に力尽きた。
春からDH起用 決勝打に一安心
同点の八回、一死一、三塁で滋賀学園は指名打者(DH)の8番太田(2年)が打席に入った。2ボール2ストライクからの6球目をたたいて決勝点となる中犠飛。「最低限の仕事ができた」とホッとした表情で振り返った。

今春の選抜大会2週間前に、突然DHでの起用を告げられ、初めて背番号をもらった。「どんな球にも対応できる。意外性を買った」と山口監督。太田が「自分の強みを生かせる」と意気込んだ甲子園では、2試合で2安打したものの打点ゼロに終わった。長打にこだわらず、場面ごとに求められる打撃を意識する今大会は2試合で2ランを含む2安打4打点と本領発揮。「チームのための打撃で絶対に甲子園に行く」と、表情を引き締めた。
滋賀短大付7―0草津
滋賀短大付は二回、一死二、三塁から上坂の2点中前打で先制。四回に1点を加えると、五回には木村の2点三塁打などで4得点し、七回コールド勝ちした。
草津は計8安打を放ち、一、六回以外は得点圏に走者を送ったものの、好機にあと1本が出なかった。
彦根総合3―2水口東
彦根総合は八回、北山、山地の連続長短打で追いつくと、九回無死満塁から代打飯田の中前打でサヨナラ勝ちした。
水口東は一、六回にともに暴投で得点し主導権を握ったが、二、五、八回の得点機を生かせず、リードを守り切れなかった。
立命館守山6―3甲西
立命館守山は一回二死二塁、西の左前適時打で先制。四回には二死一、三塁から藤原の右翼への適時三塁打で2点を加え、六、七回にも加点して突き放した。
甲西は八回に田中琉の満塁一掃の適時二塁打で3点を返したが、相手の継投にかわされた。
サヨナラ呼び込む

九回表に降雨中断。八回に追いついた勢いが断たれそうな展開で、彦根総合の宮崎監督は「こんな時こそ笑顔を絶やすな」とベンチで声をかけた。その裏、四回に右前適時打を放っている先頭の野谷(3年)が外角速球をはじき返し、右翼線を破る三塁打。「一番重要な場面で理想の打撃ができた」とサヨナラ勝ちを呼び込んだ。代打飯田の中前打でホームインしたヒーローは「このまま甲子園へ突っ走りたい」と、監督の助言通りの笑顔をはじけさせた。