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三日月・坪田氏対決軸に 

三日月・坪田氏対決軸に 

「つくる会」悲願の擁立 現職与野党が相乗り 

三日月・坪田氏対決軸に 
政策を発表する三日月氏(中央)(8日、大津市で)
政策を説明する坪田氏(右)(5月27日、大津市で)
政策を説明する坪田氏(右)(5月27日、大津市で)

 知事選(18日告示、7月5日投開票)告示まで11日で1週間となった。与野党相乗りで支援を受け、4選を目指す現職の三日月大造氏(55)と、新人で共産党県委員会などでつくる団体の支援を受ける新人の坪田五久男氏(67)を軸に、ほかに新人も絡む構図となりそうだ。(矢野彰、田中志歩)

 一見、知事選前おなじみの風景。だが、微妙な緊張感が漂っていた。

 8日、県庁。戦いを前に、政策を発表する三日月氏の両脇には、県議会の面々が顔をそろえた。最大会派の自民党、立憲民主党の議員らでつくるチームしが、さざなみ倶楽部、公明党の4会派の代表者たちだ。

 「とても心強い。選挙後の県政運営の大きな推進力になる」と述べた三日月氏。しかし、県議会自民の奥村芳正副代表が緊張のレベルを引き上げた。「我々は渋々(知事の選挙公約を)受け入れ、支持に回った」。「応援団」らしからぬ言葉に、演台中央に座る人は視線を宙に泳がせた。

表・知事選の構図と各政党などの支援状況改二0611統滋賀
表・知事選の構図と各政党などの支援状況改二0611統滋賀

 旧民主党衆院議員だった三日月氏。2014年の知事選で自民の推薦候補を破って初当選したが、就任後は大戸川ダムの建設容認など自民寄りの姿勢も目立つ。自民は前回、三日月氏を支援。一方で「4期目はない」とクギを刺していた。

 今回は衆院議員の上野賢一郎氏(滋賀2区)を軸に独自候補擁立を検討。県議団は、公共交通の維持充実のため、三日月氏が導入を検討する「新たな税」(交通税)について「現状では賛成できない」と対決姿勢を打ち出した。

 しかし、上野氏は高市内閣の厚生労働相の立場。「負けたらどうする」。各地の地方選で苦戦する自民党本部のゴーサインは出ず、擁立断念に追い込まれた。

 県議団が支援の条件で求めたのが「税」の言葉を知事選で使わないことだったが、三日月氏側は「新たな税」を譲らない。結果、前回までは「支援」だった機関決定は「支持」になった。県議会自民幹部が解説する。「前回が50%なら、今回の支援度合いは30%だ」

 「一人こじらせる」自民を横目に共産以外の3会派は支援を決め、3回連続で与野党相乗りが固まった。

 坪田氏は9日、JR大津駅前で事務所開きを行い「交通税を導入すると言いながら、県は地域の交通予算を減らしている。暮らし第一の県政に転換する絶好のチャンスだ」と訴えた。共産党県委員会や県労連など16団体が加盟する「明るい滋賀県政をつくる会」を支持母体として、12年ぶりの知事選に臨む。

 過去の知事選で候補を擁立してきた同会だが、前回22年は立てられなかった。今回は「何としても」と昨年1月頃から、会の幹部らが複数の人物に打診。坪田氏も候補を探す側だったが、難航し、3月下旬、「これ以上は厳しい」と自ら立候補する覚悟を固めた。

 共産は2月の衆院選で全国的に退潮傾向で、県内でも大きく比例票を減らした。統一地方選も見据え、知事選を党勢回復の足がかりにしたい思惑もある。

 県委員会の石黒良治委員長は「次の国政選挙や統一地方選に向け、今度の知事選で全力で支持を広げる。自民党政治を持ち込む三日月県政を変える」と力を込める。

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[紹介元] YOMIURI ONLINE 三日月・坪田氏対決軸に 

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