
近江八幡市は、特産のブランド牛「近江牛」だけにとどまらない市の魅力をアピールしようと、「~~じゃねーよ!」とキレながらのツッコミを持ちネタにするお笑いコンビ「ハリセンボン」を市のプロモーション事業に起用した。合言葉は「近江牛だけじゃねーよ!」。動画やウェブ広告を駆使し、発信していく。(田中志歩)
市内には八幡堀やヴォーリズ建築の旧八幡郵便局といった情緒を感じる旧市街地の街並みや、「たねやグループ」のバウムクーヘンなどがあるが、近江牛と比べると知られていない。そこで、県外客らに広く訴えかけようと、公募型プロポーザル方式で今年度のプロモーション事業者を募り、ハリセンボンを起用するインターネット関連「DMM.com」(東京)の提案が選ばれた。
ハリセンボンは近藤春菜さんと箕輪はるかさんのコンビで、2007年と09年には「M―1グランプリ」で決勝に進出。同市出身ではないが、世代を問わずに愛されるキャラクターで、多くの人に見てもらえるとして起用を決めた。
制作したのは、「QUIZ近江八幡」と題したクイズ番組風の16分間の動画で、牛の角のヘアバンドを着けた近藤さんが「 近江牛菜 」と名乗って司会者となり、「近江八幡市が誇る絶品グルメといえば?」などと近江八幡にまつわるクイズを出題する。解答者役の箕輪さんが答えると、「近江牛だけじゃねーよ!」のツッコミで笑いを誘う。
動画が撮影される現場で見守った市の担当者によると、2人はぶっつけ本番の掛け合いにもかかわらず、絶妙なコンビネーションを見せ、撮影スタジオは笑いに包まれていたという。「撮影は和やかな雰囲気で進み、ハリセンボンのおふたりの人柄の良さが感じられた」と振り返る。
ほかにも、動画を基にした1分前後のショート動画4本を制作した。市のユーチューブ公式チャンネルに公開し、SNS広告などでもPRする予定だ。
担当者は「近江牛は市を代表する大切な特産品。インパクトのあるキャッチフレーズで、他の魅力も同時に知ってもらう機会になれば」と期待している。
出典:読売新聞オンライン