八幡工・上林12K完封
第108回全国高校野球選手権滋賀大会は10日、1回戦3試合が行われ、八幡工は上林が12三振を奪う快投で彦根工を完封。八日市南は継投で高島を退け、瀬田工は終盤の猛攻でコールド勝ちした。

八幡工 2―0 彦根工
八幡工は一回、二死二塁から山本の中前適時打で先制。九回には先頭の北浦の左翼線二塁打をきっかけにつかんだ無死一、三塁から、代打・沢が初球スクイズを決めて2点目を奪った。先発の上林は140キロ超の速球に変化球を織り交ぜて12三振を奪い、完封した。

彦根工は三、六、七回と三塁まで走者を送ったが、スクイズ失敗などが響き本塁が遠かった。
八日市南 4―1 高 島
三回まで3人ずつで抑えられていた八日市南は四回、2安打と四球などでつかんだ一死満塁から阿部の走者一掃の左翼線二塁打などで計4点。投げては木田―佐子とつないで高島打線を7安打1失点に抑えた。
高島は四回まで毎回走者を出すものの、打線のつながりを欠いて好機を生かせず。九回、北村の右翼への三塁打に拝藤の適時内野安打で1点を返したが、反撃が遅かった。
瀬田工 8―1 彦根翔西館
瀬田工は三回、一死一、三塁から佐藤のスクイズで同点。七回に捕逸で勝ち越すと、八回には5安打に押し出しの四球、スクイズ(記録は犠打野選)を絡めて一挙6点を奪い、コールド勝ちした。
彦根翔西館は一回、谷口の左中間適時二塁打で先制したが、二回以降は三塁を踏めなかった。
2年生快打勝利導く

1人の走者も出せなかった三回までがうそのように、八日市南打線がつながった。四回、先頭の山口(2年)のチーム初安打をきっかけに、一死満塁で右打席に阿部(2年)=写真=が入った。球威のある相手投手との対戦が決まり、打撃マシンの球速を上げて打ち込んだ。打ちあぐむ選手たちに、三ツ井監督が「ボール一つ分上を振れ」と助言すると、強い打球が打てるようになった。「速球に絞っていた」と阿部。高めの速球をはじき返すと、左翼線を破って走者一掃の先制二塁打となった。三ツ井監督は「2年生とは思えない頼もしい打撃で勝利に導いてくれた」と褒める。「先輩に一日でも長い夏を送ってもらいたい」。そう話す阿部は笑顔だった。