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三位一体Jへ未来開け レイラック

三位一体Jへ未来開け レイラック

 サッカー・日本フットボールリーグ(JFL)で2位となったレイラック滋賀FCは、7日にホームの平和堂HATOスタジアム(彦根市)でJ3・アスルクラロ沼津との入れ替え戦第1戦に臨む。JFLで戦うこと18年目で、ようやくつかんだビッグチャンス。選手、クラブ、サポーターが一体となって滋賀初のJリーグ加盟を目指す。(河村真司)

三位一体Jへ未来開け レイラック
練習で選手に指示を出す角田監督(右、草津市で)=月日撮影

 11月23日にリーグ最終戦を終えたレイラックは、沼津戦に向けて入念な準備を重ねてきた。残り4試合の時点で首位に立ちながら、そこから3分け1敗と白星から遠ざかって優勝と自動昇格を逃し、入れ替え戦に回ることになった。角田誠監督(42)は「もう一度、スイッチを入れ直す」と、シーズンを通して積み重ねてきたスタイルと思い切りの良さを取り戻すことに腐心した。

 対する沼津は、元日本代表FW中山雅史氏(58)が監督として率いていたが、7連敗を喫するなど成績不振により今季途中で退任。第21節以降は最下位から脱出することなくリーグ戦を終えた。それでも角田監督は「相手はJ3のチーム。我々とはプレーの強度、スピードともに格段に違いがある」と気を引き締める。

 大一番を前に、MF海口 彦太げんた 主将(28)は「多くの人がバトンをつないでここまできた思いを形にしたい。最後のゴールテープを切るために主将としてやってきた」と言葉に力を込める。神奈川で育ち、横浜F・マリノスや川崎フロンターレが繰り広げるプロサッカーの舞台に毎週のように触れ、憧れてきた。「今度は自分たちが、滋賀の子どもたちの未来になりたい」。目の前の2試合は、自分たちだけのものではないと自覚している。

リーグ最終戦で、選手を後押しするサポーター(月日、彦根市で)
リーグ最終戦で、選手を後押しするサポーター(月日、彦根市で)

 MF宇田光史朗選手(21)は「一体感があれば上(Jリーグ)に上がれる」と心構えを語る。それは、選手全員の思いが一つになるだけでなく、攻守両面で意思疎通のとれたプレーを演じるという意味でもある。

 第1戦は、7日午後1時キックオフ。

 ■J3・JFL入れ替え戦 ホームアンドアウェーによる2試合制で、勝利数の多いチームが勝者となる。勝敗が同じ場合は①2試合の得失点差②15分ハーフの延長戦③PK戦――の順で決める。第2戦は14日、静岡県沼津市の愛鷹広域公園多目的競技場で行われる。

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