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普通とは 障害者劇団問う

普通とは 障害者劇団問う

29、30日 まちプロ一座 大津で公演

普通とは 障害者劇団問う
公演に向け稽古に励む小石座長(左)ら(大津市で)

 県内の障害者らでつくる劇団「まちプロ一座」が、「普通ってなんだろう」をテーマにした新作演劇「積もる話はいろいろと・・・・。」を29日から大津市で公演する。出演者らが日常生活で感じる違和感を取り上げており、小石哲也座長(43)は「障害者が当たり前のように街に出かけられる社会を」と作品に込めた思いを語る。(香山優真)

「買い物」通じ 異なる考え共有

 スーパーマーケットで買い物をするのは、車いすを使う「こてつ」と「じゅん」。特売品のドレッシングを探し、ようやく見つけたが、手が届かない場所にある。

 「あれ(ドレッシング)をちょっとこっちに動かしてほしいねん」。2人は、通りかかった健常の客「くぼ」に助けを求めた。くぼは「取りますよ」と答えるが、2人は感謝しつつも「こっちに動かすだけでええんよ」と繰り返す。困惑するくぼに、2人は「自分らで取りたいねん、普通にね……」と打ち明け、3人はそれぞれの「普通」が異なることに気づいていく。

 「まちプロ一座」は、生活介護事業所「まちかどプロジェクト」(大津市大萱)の約15人でつくる。これまで、出演者の実体験を基にした作品が多かったが、今回は健常者にも障害者にも身近な「買い物」を題材にして一から創作した。

 利用者の日常生活や外出を支える同所職員種田洋平さん(47)が、利用者と共に感じた思いを伝えようと脚本を考え、出演者らが意見を出し合って練り上げた。

 こてつを演じる小石座長は、脳性まひの影響で約10年前から徐々に体が動かなくなり、今は車いすを使う。小石座長は「僕らはできるだけ自分でやりたい。でも、助けてもらうのはもちろんありがたい。だから伝えるのが難しい」と話す。

 「くぼ」が助けを求められた際に、面倒なことにならないよう願うなど、健常者側の本音も盛り込まれている。3人がそれぞれの考えを懸命に伝え合うなかで、共感が生まれるやりとりが見どころだ。

 脚本担当の種田さんは「それぞれの『普通』が違っても、コミュニケーションを通じて、『人と人』として付き合えるようになる。そんな思いが伝われば」と話す。

 公演は29日と30日、スカイプラザ浜大津(同市浜大津)で行われる。各日午後1時開場。入場料1500円(自由席)。紙芝居師・夢屋喜楽さんによる街頭紙芝居などもある。問い合わせはまちかどプロジェクト(077・543・2844)。

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[紹介元] YOMIURI ONLINE 普通とは 障害者劇団問う

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