栗東市長選は25日の投開票に向け、現職と新人の2人が論戦を繰り広げている。両候補の人となりや、ふるさとへの思いを紹介する。
県議として19年半、生まれ育った栗東を発展させようと努めてきた。前回の市長選は家族の事情で出馬を断念。昨年、大病を患った際、うわごとで「一回は市長選に出たかったなあ」と言ったと妻から聞かされた。今回は家族の応援を受け「最後は栗東に恩返しがしたい」と決意を固めた。
県ラグビーフットボール協会副会長を務め、今も年代別のチームで 楕円 球を追う。「仲間のために心身をなげうつ精神は、政治家になっても体に染みついている」と話す。「意見や立場の違いで激論を交わしても、一致できるポイントを探す。違って当たり前ですから」と〈ノーサイド精神〉を堅く持ち続けている。
多忙な最近は「ウォーキングしかできない」と苦笑。ラガーマンの情熱で市政にぶつかっていく覚悟だ。
野球に明け暮れた栗東高時代、ランナーコーチに指名された。相手投手のクセや外野手の肩の強さなど、つぶさに研究した。「野球は9人だけではないと知った。支える側の経験をしたことは大きいし、少々のことではへこたれない」
家業のガソリンスタンド経営に携わっていた頃は、ハイブリッド車の誕生で「斜陽産業で伸びしろはあるのか?」という難局に直面した。選んだ方策は太陽光発電事業など多角化の模索だった。新幹線新駅凍結で発生した地元負担に始まる債務を背負い、市長として対応を余儀なくされてきた財政健全化にも通じるところがある。
毎朝40分、9歳の愛犬と散歩する。「癒やしを与えてくれる存在。おかげで日課にさせてもらっている」。息抜きとともに、健康維持にも役立っている。
出典:読売新聞オンライン