第108回全国高校野球選手権滋賀大会は9日、1回戦4試合が行われ、能登川は九回に3点を奪って逆転サヨナラ勝ち。光泉カトリック、米原、草津東はコールド勝ちした。
能登川4―3国際情報
能登川は九回、先頭の周防の中堅への二塁打を足がかりに安打と四球で満塁。一死後に太田が右越えに走者一掃の三塁打を放って逆転サヨナラ勝ちした。先発の周防は被安打8、3失点完投した。
国際情報は四回、一死一、三塁から辻本、山本陽、神田の3連続適時打で3点を奪い試合をひっくり返したが、五回以降は2安打に終わり追加点が奪えなかった。

米原10―0栗東
米原は一回、堀井の2点中前打などで3点を先行。三回に小里の中前適時打で加点すると、四回には再び小里が2点二塁打を放つなど、4長短打に犠飛などを絡める打者10人の猛攻で6点を奪い試合を決めた。先発の三上は、丁寧な投球で相手打線を2安打に封じた。
栗東は三回、2四球などで二死二、三塁と得点圏に走者を送ったが、後続を断たれた。
光泉カトリック11―2水口
光泉カトリックは二回、一死一、三塁から大堀の左前適時打で勝ち越し。橋村の3ランなどで一気に7得点して突き放すと、四回に1点、六回には橋村の右前適時打などで2点を奪い、快勝した。
水口は一回、内野ゴロの間に1点を先制、五回には福井の三塁打を足がかりに1点を返した。二、四、七回にも得点圏に走者を送ったが、あと1本が出なかった。
草津東13―5河瀬
草津東は一回、奥本の左前適時打で先制すると、三回には藤原の満塁本塁打など打者11人の猛攻で一挙8点を奪った。四回に敵失や暴投で2点、七回に西村の2点中前打で相手を突き放した。
河瀬は二回に大村の中越え三塁打で一時同点とし、三回以降も小刻みに加点するなど相手を上回る11安打を放って反撃を試みたが、11与四死球と投手陣の乱調が痛かった。
9人で戦い抜いた
栗東が9人で試合に臨んだ。登録メンバーは11人ながら、骨折した選手などがおりギリギリの状態。唯一の3年生、西村主将=写真=が投手としてチームを引っ張ったが、一回に3失点し、四回に四球から崩れて6点を奪われ「自分が試合を壊した」と悔やんだ。しかし、二回は3人で切って取り「二塁ゴロをしっかりさばいてくれて助かった」と、ゴロ二つに飛球一つを処理した1年生二塁手の中山に感謝した。

4人の1年生が入り、単独チームとして「Ritto」のユニホームだけで夏を戦うことができた。「1年生のおかげで楽しく野球をすることができた。皇子山は、とにかく広くて暑かった」。マウンドから見上げた先に、夏空が広がっていた。