
湖国三大祭りの一つで、国の重要無形民俗文化財に指定されている「大津祭」の本祭が12日営まれ、大津市中心部では13基の豪華
曳山は午前9時半頃、慣例で先頭となっている「
巡行中には、25か所で曳山を止めてからくりを動かす「
所望の後には、曳山の上から厄よけのちまきがまかれ、多くの見物人たちが「こっちに投げて」と手を伸ばしていた。愛知県から来た小学1年の女児(6)は見事にキャッチして「3個目!」と大喜びしていた。
巡行路沿いに住む人たちは自宅の2階から見るのが恒例といい、親戚や友人で集まって<特等席>から見物していた。大津市生まれで巡行を長年見守ってきた松田久子さん(99)は「お囃子が心に刻まれている」といい、孫やひ孫ら4世代で年に1度の祭りを楽しんでいた。
外国人観光客の姿も目立った。イスラエル人女性(30)は「京都を旅行中に大津祭の存在を知り、見に来た。とても楽しい祭りで、初めて訪れたけど、滋賀が好きになった」と、ちまきを片手に笑顔を見せた。
大津祭曳山連盟によると、来場者数は昨年と同じで、前日の