読売中高生新聞 ニュース特集 早速授業に

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中高生の未来に役立つニュースを満載し、7日に全国で発刊された読売中高生新聞。「わかりやすい」などと、早くも大きな反響を呼んでいる。紙面の魅力とともに読者の声を紹介する。

栃木県佐野市の佐野日大中等教育学校では12日、3年生の授業で、中高生新聞が活用された。第1号では、エボラ出血熱を3ページにわたって特集したが、担任の八下田(やげた)久美子教諭(41)は、特集を参考にした自作のワークシート「世界中のミクロの敵と戦うには?」を配った。「世界で初めて発症したのは?」「致死率は?」といった設問に、生徒たちは記事から答えを探して書き込んだ。小倉佳奈さん(15)は「見出しがたくさんあったので、どこに知りたいことが書いてあるのか、すぐに分かった」と話していた。
症状があったら、どう対処すべきか――生徒たちはこんな課題について考えをまとめた。記事で紹介されたアフリカでの支援活動に参加した医師のアドバイスを参考に、「なるほど」と納得しながら、スラスラとペンを走らせていた。
八下田教諭は「エボラ出血熱発症の経緯から感染症の予防法まで、要点がわかりやすくまとまっている。生徒も理解しやすい内容で授業に適している」と高く評価していた。
全24ページの中高生新聞には、時事ニュースのほか、学習や書評、スポーツなど幅広い話題が盛り込まれ、ニュース以外のページも生徒の印象に残った様子だった。
さいたま市では、読売新聞の販売店(YC)が市立中学校などに、第1号約3万2000部を届けた。一部では始業前の読書の時間などで活用する。同市の稲葉康久教育長は「全国の中高生の活動や、頑張っている姿を紹介してほしい」と期待を込めた。

◆毎週金曜日発行 月額780円(税込み)
「読売KODOMO新聞」との併読は月額1000円。読売KODOMO新聞から切り替える場合は最初の6か月間、月額500円。
◆問い合わせ 0120-4343-81 http://434381.jp