長浜市で新聞配達員が「見守り」

 

◇宅配業者も~長浜市が協定締結

 長浜市は19日、読売センター(YC)など市内の新聞販売店18店舗やヤマト運輸2支店と、独り暮らしの高齢者や子ども、障害者らを対象にした「見守り活動」に関する協定を結んだ。新聞販売店との見守り支援の協定締結は、県内の自治体では初めて。

藤井市長から協定書を受け取る新聞販売店の代表者(左、長浜市役所で)

 

 市は2008年度から、民生委員や自治会などと連携し、災害時の避難支援や日常的な見守り活動に取り組んできた。高齢者の孤立死や児童虐待などを防ぐため、より幅広く協力を求めることにした。

 協定では、配達や集金などの業務を通じ、「家に新聞や郵便物が数日間たまっている」「顔や体に不自然なあざや傷ができている」といった異変に気付いた際、市や警察、消防署に連絡する、としている。

 この日、市役所で協定の伝達式があり、藤井勇治市長が、各店の代表らに協定書を手渡した。市は今後、郵便局などにも協力を呼びかけていく。

2012年11月20日 読売新聞)